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断面詳細図描き方&解説/計画の要点(記述)対策 一級建築士製図試験

製図試験

一級建築士製図試験における採点割合は「図面」:「計画の要点(記述)」=6:4と言われており、計画の要点(記述)が重要視されているのに加え、難易度も年々高くなっています。その中でも令和4年度に出題された「断面詳細図」の記述は、上手く記述出来なかった受験生が多いように感じました。

私は断面詳細図が出題される可能性が高いと感じ、受験生時代、何度も書いて覚えるようにしていました。実際に令和5年度の試験では出題されませんでしたが、ノウハウを身につけることができました。

そこでこの記事では、書き方が分からない方に向けて、断面詳細図の“描き方の手順”“注意するポイント”などをまとめて解説します。

「この記事を読むメリット」

  • 断面詳細図を描く手順を知ることができる。
  • 断面詳細図の注意するポイントを知ることが出来る!
  • 早く作図するポイントが分かる!

令和2年度に出題された“耐震計算ルート”の記述が、令和3年に再び出題されたように「出来の悪かった問題は繰り返し出題される」傾向があります。ぜひこの機会に対策しておきましょう!

著者が合格した令和5年度「図書館」の計画の要点(記述)を再現した記事を下記に示すので、こちらも合わせて読んでみて下さい!

≫ 令和5年度「図書館」の計画の要点(記述)はこちらから

はじめに

問題用紙に記入してある点(・)を目印に1/50の縮尺で書いていきます。

フリーハンドは赤線定規で作図するところは青線で表示させているので、参考にしてみて下さい!

作図手順

基準線(定規)

エスキス用紙を確認しながら、寸法・高さの不整合がないように記入します!

下書き線(定規)

床スラブの厚さ、大梁・小梁の下書き線を記入します。

各種の寸法を暗記しておくことで、すばやく作図ができます。

(床スラブ厚さ=200mm、大梁=400×800、小梁=300×600など)

ここで下書きをすることで躯体線を記入する時にフリーハンドで作図できます!

寸法(定規)

基準線を参考に寸法を記入します!

  • 寸法の点は、「●」ではなく「/」で書く
  • 同じ寸法が続く場合、「〃」で表現する

この2つのポイントを意識しながら書くと素早く作図することができます!

躯体線(フリーハンド)

下書き線をなぞるように作図します!

0.9mmのシャーペンを使用するとメリハリのある図になります!

断熱材・設備機器等(フリーハンド)

設備機器は課題によって「空冷ヒートポンプパッケージ方式」や「単一ダクト方式」など指定されることがあるので、両方とも記述できるように練習していきましょう!

換気機能(全熱交換機)や自然排煙窓の記述も忘れずにしておきたいです。

断面寸法(フリーハンド)

断面寸法を記入します!

積載荷重がかかる図書室やプール等が指定されている場合は、1スパンに小梁を2本配置するようにしましょう!

内装仕上げ・外装仕上げ(フリーハンド)

内装・外部仕上げを記入します!

各部分(天井・壁・床など)の仕上げ材とその特徴は、あらかじめ暗記しておくとスムーズに作図することができます。

各仕上げ材の例

  • 外部仕上げ:タイル→コンクリートの中性化、意匠性に配慮
  • 天井仕上げ:ロックウール吸音板→静寂性に配慮
  • 壁仕上げ:不燃ビニールクロス→耐火性に配慮
  • 床仕上げ:タイルカーペット(スラブ直貼り)→更新性・静寂性に配慮

その他の記述(フリーハンド)

屋上テラスが指定されている場合は、バリアフリーに配慮して「乾式浮き床工法」を採用し、植栽は積載荷重に配慮して「軽量な人工土壌」を採用するようにしましょう!

完成!(チェックを忘れずに)

これより、全ての作図手順は終了です。

最後に問題文にある「計画上のポイント」が全て網羅されているかをチェック(✔)しましょう!

ひよこ君
ひよこ君

以上で、断面詳細図の描き方&解説の説明は終わりだよ!

ぜひの記事を活用して、何回も繰り返し学習しよう!

下記に「計画の要点(記述)対策」のまとめ記事を載せます。他の記述対策もしてみてください!

最後に…おすすめの通信講座「Studying」

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一級建築士

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