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[一級計画]写真付きで西洋の近代建築物事例&特徴を厳選紹介! 一級建築士学科 計画

学科試験

この記事では、一級建築士学科試験の受験生の方々が効率的に「建物事例」を学習できるように過去に出題されたことのある西洋の近代建築物事例写真付き“建物概要” “特徴” “過去門”の項目でまとめています。

記事を読むメリット

  • 写真付きで“西洋の近代建築物事例”を見ることができる!
  • それぞれの建物の特徴をつかむことができる!
  • 出題された過去問を解くことができる!
ひよこ君
ひよこ君

西洋の近代建築物をまとめてるよ!暗記したい方は、ぜひブックマークして、繰り返し学習してみてね!

≫ 西洋の歴史的建造物事例VOL.1はこち

西洋の近代建築物11選

アインシュタイン塔

建築概要

  • 所在地:ポツダム(ドイツ)
  • 設計者:エーリッヒ・メンデルゾーン

特徴

  • コンクリートを用いた有機的なフォルムを特徴とする“太陽観測所”である。
  • エーリヒ・メンデルゾーンの処女作であり、「ドイツ表現主義」の代表的建築物である。
  • 1920年代の当時、新しい建材であった“コンクリート”を積極的に利用するが、技術上の問題で内部の一部分にレンガが使用されている。
Photo by Kazuhiko Maeda ,https://flic.kr/p/71Lcsq

過去問(平成27年:No.3)

Q. アインシュタイン塔は“表現主義”の代表作で、設計者は「エーリッヒ・メンデルゾーン」である。

A.(正しい)

ウィーン郵便貯金局

建築概要

  • 所在地:ウィーン(オーストリア)
  • 設計者:オットー・ワーグナー

特徴

  • ウィーンの分離派「ゼツェッション」を指導した“オットー・ワーグナー”が設計をした郵便貯金局である。
  • 当時としては、斬新な「機能主義的建築」である。
  • ホールの天井は、二重ガラス構造で計画されており、採光・断熱にも有効的な空間づくりをしている。

過去問(平成27年:No.3)

Q. ウィーン郵便貯金局は、“ゼツェッシオン(分離派)”と呼ばれる造形運動を指導した「オットー・ワーグナー」が設計者である。

A.(正しい)

ケネディ空港TWAターミナル

建築概要

  • 所在地:ニューヨーク(アメリカ)
  • 設計者:エーロ・サーリネン

特徴

  • 鳥のように翼を広げた形状で、4枚のコンクリートシェル構造でできた白い外観が特徴的である。
  • インテリア様式(ミッドセンチュリー)の代表例として知られており、1994年にニューヨーク市の“ランドマーク”、2005年に“歴史登録財”に指定されている。
  • 買収により閉鎖されたが、リノベーションを施し、2019年にフライトセンターから「TWAホテル」としてリニューアルした。

過去問(令和4年:No.3、平成14年:No.25)

Q. ジョンF.ケネディ国際空港TWAターミナルビル(ニューヨーク、E .サーリネン、1962年)は、長さ約105mの屋根は、4本のY字柱脚に支えられた4枚の鉄筋コンクリート造によるシェルで構成されている。

A.(正しい)

Q. ケネディ空港TWAターミナルは、ルイス・カーンによって設計されたプレキャストコンクリートのシェル構造によるターミナルで、コンクリートの可塑性を生かしたドラマティックな空間が特徴である。

A.(誤り)設計者は「ルイス・カーン」→「エーロ・サーリネン」が正しい。

サグラダ・ファミリア

建築概要

  • 所在地:バルセロナ(スペイン)
  • 設計者:アントニオ・ガウディ

特徴

  • 19世紀末から建設中の「教会」で、2026年に完成予定だが、既にユネスコの世界遺産に登録されている。
  • “自然主義”と“抽象主義”の混在する彫刻を施した大胆なデザインが特徴的である。
  • 大聖堂には自然光で美しく輝く「ステンドグラス」が施されており、“自然界の森”を表現している。

過去問(昭和59年:No.25)

Q. サグラダ・ファミリアの設計者は、「ミース・ファン・デル・ローエ」である。

A.(誤り)設計者は「ミース・ファン・デル・ローエ」→「アントニオ・ガウディ」である。

オペラハウス

建築概要

  • 所在地:シドニー(オーストラリア)
  • 設計者:ヨーン・ウツソン

特徴

  • シドニー交響楽団の本拠地であり、2000席以上の座席数を誇る“コンサートホール”、“劇場”、“レストラン”、などの機能を持つ。
  • 「船の帆」や「貝殻」を連想させる円弧のシェル群が寄り集まってドームを形成している。
  • 内部は“放射状の梁”と“カーテンウォール”により、外部との境界が曖昧になる印象と存在感を与える。

過去問(平成14年:No.25)

Q. シドニー・オペラハウスは、国際コンペによって選ばれたヨーン・ウツソンが設計したオペラハウスで、円弧のシェル群によるシンボリックな造形が特徴である。

A.(正しい)

タッセル邸

建築概要

  • 所在地:ブリュッセル(ベルギー)
  • 設計者:ヴィクトール・オルタ

特徴

  • 建築に装飾美術「アール・ヌーヴォー」を取り入れた世界初の作品で、それまでの住宅空間の概念を打破した作品である。
  • 当時、新素材であった“鉄”と“ガラス”を大胆に使用し、有機的な自由曲線を多用し、仕上げられている。
  • 階段室は天井窓が設け、開放的な吹抜け空間にすることで、ステンドグラスや手すり、床の模様などの美しい装飾を際立たせている。
Photo by Steve Cadman, CC BY-SA 2.0 , https://flic.kr/p/58FzPU

過去問(平成22年:No.3)

Q. 「タッセル邸」は“アールヌーヴォー”を融合させた世界最初の作品である。

A.(正しい)

パイミオ・サナトリウム

建築概要

  • 所在地:パイミオ(フィンランド)
  • 設計者:アルヴァ・アールト

特徴

  • 患者の身体と心を“癒す”目的のため、多彩な色を施した空間が特徴的な「結核患者の療養施設」である。
  • 南側に“6階建ての病室棟”があり、病室は南東を向いているため、朝日を浴びることができる一方で、西日を避ける計画になっている。
  • 合理的で明快なゾーニングと風土に根ざしたヒューマン・デザインも特徴の一つである。

過去問(平成14年:No.25)

Q. パイミオのサナトリウムは、アルヴァ・アアルトによって設計された結核患者が療養するための病院で、合理的で明快なゾーニングと風土に根ざしたヒューマン・デザインが特徴である。

A.(正しい)

バウハウス

建築概要

  • 所在地:ワイマール(ドイツ)
  • 設計者:ヴァルター・グロピウスなど

特徴

  • 建築家“ヴァルター・グロピウス”が1919年にドイツに創立した造形学校で、れぞれの分野(建築・絵画・彫刻)を理解し、影響し合える環境を追求した。
  • 建物のデザインは「直線・円・四角・三角」などの幾何学的な形状を組み合わせたシンプルで機能的な美しさがある。
  • 色彩においても、原色(赤・黄・青)や白、黒などの無彩色を組み合わせることで、明快な表現を実現している。
  • 「形状は機能に従う(Form follows function)」は、バウハウスのデザイン理念を端的に表現している。

過去問(平成2年:No.25)

Q. デッサウのバウハウス校舎は、宿舎兼アトリエ、工房、付属工業学校という三つの機能をそれぞれ独立したブロックにしたことが特徴である。

A.(正しい)

ミレニアムドーム

建築概要

  • 所在地:ロンドン(イギリス)
  • 設計者:リチャード・ロジャース

特徴

  • 単一の屋根を持つ構造物としては世界最大規模であり、12本の黄色いマスト(柱)に屋根が吊られている外観が特徴である「ドーム型娯楽施設」
  • 正円を12等分した位置に立つマストは、12の「時間」と「月」を表現しており、グリニッジ標準時を象徴している。
  • 内部の“アリーナ”は2万人を収容でき、こけら落としを行ったボン・ジョヴィを筆頭に、多くの著名アーティストのコンサートが開かれている。

過去問(令和4年:No.3)

Q. ミレニアムドーム2000(ロンドン、R.ロジャース、1999年)は、直径約365m・最高高さ約50mの膜構造ドームは、12本のマストの頂部からケーブルで吊られている。

A.(正しい)

レッド・ハウス

建築概要

  • 所在地:ケント(イングランド)
  • 設計者:ウィリアムモリス、フィリップ・ウェッブ

特徴

  • ウィリアムモリスが友人の建築家フィリップ ウェッブと協力して建てた「自邸」である。
  • 機械による“大量生産”で溢れている社会を否定し、“手作業”でオリジナルをデザインをする信念「アーツ・アンド・クラフツ運動」を背景に設計した。
  • 内装や家具だけでなく、暖炉などの設備や建具(ドアや窓)までもオリジナルデザインで計画されている。

過去問(令和2年:No.3)

Q. 「ウィーン郵便貯金局」は、機械生産による低品質な製品を否定し、工業化社会における芸術性を中世的な手工芸に求めたアーツ・アンド・クラフツ運動を背景としている。

A.(誤り)「ウィーン郵便貯金局」→「レッド・ハウス(赤い家)」が正しい。

ロンシャン教会堂

建築概要

  • 所在地:ロンシャン(フランス)
  • 設計者:ル・コルビュジエ

特徴

  • ル・コルビジェにみられる“近代建築の5原則”に基づいた合理性・機能性とは異なり「彫刻作品」のような独創的な建築物である。
  • “蟹の甲羅”をモチーフにしたといわれる屋根と打ち放しコンクリート・スタッコでできた厚くて白い壁が特徴的である。
  • 壁には無数の穴が開けられており、ステンドグラスを通して神秘的な内部空間を演出している。

過去問(平成5年:No.1)

Q. ロンシャン教会堂(フランス)は、コンクリートのもつ重量感を巧みに引き出し、彫刻作品を思わせる独創的な建築物である。

A.(正しい)

ひよこ君
ひよこ君

以上で、事例の紹介は終わりだよ。

下記に建物事例のまとめ記事を載せておくよ!ぜひ他の事例もチェックしてみて!

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