この記事では、一級建築士学科試験の受験生の方々が効率的に「都市計画事例」を学習できるように写真付きで“計画概要” “特徴” “過去門”をまとめています。
記事を読むメリット
- 写真付きで都市計画事例を見ることができる!
- それぞれの建物の特徴をつかむことができる!
- 出題された過去問を解くことができる!
ひよこ君
海外における新都市計画事例をまとめてるよ!暗記したい方は、ぜひブックマークして、繰り返し学習してみてね!
海外の新都市計画事例5選
キャンベラ
計画概要
- 計画地:オーストラリア-キャンベラ
- 計画者:連邦政府
- 設計者:ウォルター・バーリー・グリフィン
- 計画年:1957年~
特徴
- 1911年にキャンベラ都市設計の国際コンペが行われ、米国の建築家ウォルター・バーリー・グリフィン案が選出された。
- 設計案は川をせき止めて人造湖をつくり、その周辺を囲むように3つの中心的な都市機能を配置する計画である。
- 首都機能が集中する「セントラル・キャンベラ」は人造湖を境に政治、行政、外交機関の集まる“南キャンベラ地区”と、業務、商業等の集まる“北キャンベラ地区”に分かれて配置されている。
CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=923583
過去問(平成25年:No.9)
Q. オーストラリアの首都であるキャンベラは、三つの都市機能(中央官庁街、市政庁、業務商業機能)を三角形の頂点に相当する位置に配置して都心部を構成し、その外側を郊外住宅地とする計画案に基づいている。
A. ○(正しい)
グラン・プロジェ
計画概要
- 計画地:フランス-パリ
- 計画者:フランソア・M.ミッテラン大統領
- 計画年:1981年~
特徴
- 1981年にフランソア・M.ミッテラン大統領が就任し、フランス革命200年を記念する大規模な都市再開発と文化施設の新築・改造によるパリ大改造計画「グラン・プロジェ」を行った。
- 1985年より“ルーブル美術館の大改修”や“ルセー駅舎の美術館への転用”など9つのプロジェクトを指揮した。
過去問(平成29年:No.10)
Q. フランソワ・ミッテランらが主導したパリの都市計画である「グラン・プロジェ」においては、フランス革命200年を記念して、ルーブル美術館の大改修やオルセー駅舎の美術館への転用等、拠点整備による都市の再生を進めた。
A. ○(正しい)
チャンディガール
計画概要
- 計画地:インド-チャンディーガル
- 計画者:ル・コルビュジエ、ピエール・ジャンヌレ
- 計画年:1951年~
CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=16494744による
特徴
- チャンディガールの基本構成単位は「セクター」と呼ばれ、それぞれのセクターは800m×1200mにおける格子状の街区で構成されている。
- 道路システムは「7V」と呼ばれる7つのカテゴリーから成立しており、高速道路から歩行者専用道に至るまで、目的別に細かく分類されている。
過去問(平成22年:No.10、令和3年No.2)
Q. インドのパンジャブ州都であるチャンディガールは、格子状に分割した区域(ユニット)と7段階に機能分けした道路網からなる計画案に基づいている。
A. ○(正しい)
Q. チャンディガール(インド、20 世紀後半)は、ル・コルビュジエの都市計画理念に基づく、格子状に分割した区域(ユニット)と 7 段階に機能分けした道路網からなる都市である。
A. ○(正しい)
ブラジリア
計画概要
- 計画地:ブラジル-ブラジリア
- 計画者:ルシオ・コスタ
- 計画年:1955年~1960年
אורי ר., CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=3355646による
特徴
- 建築家“ルシオ・コスタ”は師であるル・コルビュジエが提唱した合理的な都市計画に従い、飛行機の形をした「パイロット・プラン」を計画した。
- 機体の胴体にあたる部分には“政治的中枢地域”が並び、翼の部分に“住居地域”が広がってる。
- 居住区は等間隔に設けられていて、商店街や公園など生活に欠かせない施設を配置することにより、そのエリアの中で生活が完結するように機能的に設計されている。
過去問(平成22年:No.10)
Q. ブラジルの首都であるブラジリアは、ジェット機形の平面形状をもち、機体の胴体に相当する部分を政治的中枢地域、翼に相当する部分を住居地域とする計画案に基づいている。
A. ○(正しい)
ワシントンD.C.
計画概要
- 計画地:アメリカ-ワシントンD.C.
- 計画者:ピエール・シャルル・ランファン
- 計画年:1800年~
特徴
- ワシントンD.C.は、フランス人のピエール・ランファンが構想した都市計画案を基礎に幾度かの計画改訂を経て建設された。
- “格子状街路”と“放射状大通り”を組み合わせ、大きな緑地がまとまって計画されている特徴をもつ。
過去問(平成25年:No.9)
Q. アメリカの首都であるワシントンD.C.は、ポトマック川から国会議事堂に至る軸に象徴的な役割をもたせ、格子状街路に放射状街路を組み合わせた計画案に基づいている。
A. ○(正しい)
ひよこ君
以上で、事例の紹介は終わりだよ。
下記に建物事例のまとめ記事を載せておくよ!ぜひ他の事例もチェックしてみて!
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