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【2024年最新】計画の要点(記述)対策/設備編 Vol.2(給水・給湯) 一級建築士製図試験

製図試験

この記事では、計画の要点(記述)の設備編(給水・給湯)を公開します。過去問で出題された基本的なものだけでなく、出題される可能性が高い問題も考えたのでぜひ活用してみてください!

問題の解答(A)は、クリック(タップ)すると表示できるようにしました。暗記に活用し、何回も繰り返し学習してみてください!

Vol.1-設備(空調)についてまとめました。下記の記事もぜひご覧になって下さい!

≫ 【2024年最新】計画の要点(記述)対策/設備編 Vol.1(空調) 一級建築士製図試験はこちらから

給水方式

水道直結直圧方式

Q.水道直結直圧方式を採用した理由

A. 
  • 受水槽・給水ポンプ不要なため、機器の設置スペース不要
  • 貯水しないため、水質低下の可能性低い
  • 電力を使用しないため、停電時でも給水ができる
  • 水道本管の水圧を利用して、一般に3階建てまでの給水が可能である。

水道直結増圧方式

Q.水道直結増圧方式を採用した理由

A. 
  • 増圧給水装置を用いることで、水道直結直圧方式で給水できない階にも給水が可能である。
  • 貯水しないため、水質低下の可能性が低い。
  • 停電時にも低層階において水道本管の圧力により給水できる
  • 増圧ポンプの吸い込み側に逆流防止器を設置することで、水道本管への逆流を防止できる。

設備スペースの目安

ひよこ君
ひよこ君

管理用階段下に計画すると省スペースになり、オススメです!

ポンプ直送方式

Q.ポンプ直送方式(受水槽+加圧給水ポンプ方式)を採用した理由

A. 
  • 多人数の同時使用時においても、安定した給水圧が得られる。
  • 1日の必要水量の半分を受水槽に貯めるため、断水時にも貯湯水分使用できる。

設備スペースの目安

高置水槽方式

Q.高置水槽方式を採用した理由

A. 
  • 水の重力を利用して給水するため、5階以上の高層階にも給水でき、水圧が一定
  • 受水槽高架水槽に水を貯めるため、断水時にも貯湯水分使用できる。

設備スペースの目安

  • 受水槽室は、「ポンプ直送方式」と同程度
  • 屋上に高架水槽が必要

給水方式の比較

給水方式水道直結直圧方式水道直結増圧方式ポンプ直送方式高置水槽方式
給水圧力の変化本管の圧力に応じて変化ほぼ一定ほぼ一定ほぼ一定
水質汚濁の可能性小さい小さい大きい最も大きい
断水時給水不可能給水不可能受水槽の容量分受水槽と高置水槽の容量分

停電時(発電機なし)

給水可能低層部分への給水可能給水不可能高置水槽の容量分
機械室スペース不要増圧ポンプ室受水槽室(受水槽・増圧ポンプ室)受水槽室(受水槽・揚水ポンプ室)
維持管理ほぼ不要増圧ポンプの維持管理

受水槽の清掃

直送ポンプの維持管理

受水槽・高置水槽の清掃

揚水ポンプの維持管理

ろ過・昇温設備

循環ろ過方式

Q.水質の維持管理について考慮したこと

A. 
  • 上下水道使用量(水道料金)が過大とならないよう、「循環ろ過方式」を採用した。
  • 循環経路に設置した「ヘアキャッチャー」「ろ過機」「薬注器」「昇温器」等により、水質及び水温の維持ができるようにした。
  • ろ過機については、比較的安価で、維持管理がしやすい「砂式」とした。

「循環ろ過方式(砂式)」のイメージ

お風呂の省エネ・省コストできる方法を選ぶ【循環ろ過装置】/お風呂設計.com

給湯方式

中央給湯方式

Q.中央給湯方式を採用した理由

A. 採用した方式
  • マルチ型給湯器による中央給湯方式
A. 採用した理由
  • 十分な給湯量が求められる施設のため、給湯器と貯湯槽を併設した循環式の「中央給湯方式」を採用した。
  • 給湯器は「マルチ型ガス給湯器」を屋外のメンテナンスがしやすい位置に設けた。

個別給湯方式

Q.個別給湯方式を採用した理由

A. 
  • 給湯箇所それそれに熱源を設ける方式であり、湯沸室手洗いなどに採用した。
  • 給湯配管を短くできることで、放熱によるエネルギーロスが少なく、経済的である。

熱源

ガス焚きボイラー方式

Q.「ガス焚きボイラー方式」を採用した理由及び熱源機器の設置場所について配慮したこと

A. 採用した理由
  • 外気温度の影響を受けずに設定した給湯温度及び安定した給湯量を供給できることから、ガス焚きボイラーと貯湯槽の組み合わせによる「中央給湯方式」を採用した。
A. 設置場所
  • 燃焼のための給排気や排熱等を考慮して、外壁に面した機械室とし、湯の使用量が多い浴室との距離メンテナンス性、運転時の騒音などを考慮して、1階に計画した。
  • 浴槽の温度を考慮して、受水槽・ポンプ室にろ過機を設け、循環ろ過による衛生管理とした。

電動空冷ヒートポンプ方式

Q.「電動空冷ヒートポンプ方式」を採用した理由

A. 
  • 省エネルギーに有効であり、環境に優しいことや、火気を使用しないため安全性に優れることから給湯設備の熱源方式に「電動空冷ヒートポンプ方式」を採用した。

「電動空冷ヒートポンプ方式」のイメージ

ヒートポンプ給湯機とは/日本冷凍空調工業会
ひよこ君
ひよこ君

ぜひこの記事を活用して、何回も繰り返し学習しよう!

下記に「計画の要点(記述)対策」のまとめ記事を載せます。他の記述対策もしてみてください!

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一級建築士

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