建築士試験の製図試験(2次試験)において、「当日試験に持っていく持ち物をチェックしたい!」という受験生は多いと思います。
私は二級建築士試験を2回・一級建築士製図試験を3回の計5回経験してきました。その中で、何度も持ち物で失敗してきました!
そこでこの記事では、受験生が悩まずに「持ち物のチェック」ができるように“必須な持ち物”から“携行できないもの”までリストでまとめて解説します。
「この記事を読むメリット」
- 必須な持ち物が分かる!
- あると便利な持ち物が分かる!
- 携行できない持ち物が分かる!
私が5年かけて培ってきた建築士試験の経験を凝縮しました。持ち物で失敗したくない方は、ぜひ最後まで読んでください!
下記の記事では、3年間経験してきて「実際に使用してみて役立った製図道具」を厳選してまとめています!合わせてご覧になってください!
はじめに
「必須な持ち物」「あると便利な持ち物」「携行できない持ち物」をリストでまとめました。
リストをチェックして、当日持ち物を忘れないようにしましょう!
必須な持ち物リスト
- 受験票
- 身分証明書
- 製図版(A2平行定規)
- バンコ・三角定規・勾配定規
- テンプレート
- スケール
- 電卓
- シャープペンシル
- シャー芯・鉛筆
- 消しゴム
- マーカー
- カラーボールペン
- 時計・ストップウォッチ
- 図面固定用テープ
あると便利な持ち物リスト
- 学習資料(まとめたものなど)
- 製図用手袋
- 滑り止めマット
- 刷毛
- フローティングディスク
- 軽食・飲み物
- ティッシュ・ハンカチ
- 上着・ブランケット
- サンダル
携行できない持ち物リスト
- 定規スタンド
- 筆記用具等収納ケース
- ドラフター
- トレーシングペーパー
必須な持ち物
必須な持ち物リスト
- 受験票
- 身分証明書
- 製図版(A2平行定規)
- バンコ・三角定規・勾配定規
- テンプレート
- スケール
- 電卓
- シャープペンシル
- シャー芯・鉛筆
- 消しゴム
- マーカー
- カラーボールペン
- 時計・ストップウォッチ
- 図面固定用テープ
各持ち物について、解説していきます!
受験票
試験日の約2週間前からマイページよりダウンロードできるようになります。
受験票の郵送はないので、 受験票を必ず印刷して当日、試験会場に持っていくようにしましょう!
スマートフォン画面上の受験票では試験が受けられないので、注意が必要だよ!
身分証明書
試験当日に本人確認をする場合があるので、身分証明書(顔写真付きのもので、“マイナンバーカード” “運転免許証” “学生証”等)を必ず持参するようにしましょう!
製図版(A2平行定規)
毎年、製図版を使わない猛者がいますが、大抵の方は必要だと思うので、忘れずに持っていくようにしましょう!
「垂直線又は角度線を引くための定規が装着されているもの」や「水平線を引くための定規が自由に傾斜するもの」は使用できないので、注意が必要です!
バンコ・三角定規・勾配定規
勾配屋根が出題される場合があるため「勾配定規」を準備し、試験までに使い方を把握するようにしましょう!
テンプレート
バンコには存在しない大きさの円を書くように指定されることがあります。
その場合に素早く書けるように「円テンプレート」を用意することをオススメします!
「家具、衛生機器、建築部位、建築設備を描くための型板」や「点線・破線等を引くことができる型板」などのテンプレートは使用できないため注意が必要です!
スケール
エスキス・作図共に活用するものなので、必ず持っていきましょう!
定規やテンプレート、三角スケールに「目印としてマークしたもの」「シールを貼ったもの」の使用は認められていないから、注意が必要だよ!
電卓
入力した計算式を確認できる電卓は、すごく便利です!
これにより、計算ミスを大幅に減少させることが出来ました!
携行できる電卓は“加減乗除、ルート、メモリー、%機能、関数機能を限度とし、プログラム機能を有せず、小型で音のしないもの”と指定されているため、チェックしておきましょう!
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シャープペンシル・鉛筆
シャープペンシルは、芯の太さが違うものを使い分けることにより、メリハリのある図面にすることができます!
下記に自分が使い分けをしていた例を載せます。
シャーペンの使い分け
- 柱、建具、壁-「0.9mm」
- その他(寸法、室名等)-「0.5mm」
シャープペンシルの芯が急にでなくなる可能性があるから、念のため「鉛筆」を持っていくことをオススメするよ!
シャー芯
試験前日にはシャープペンシルの芯が入っているか確認し、試験当日も念のために「シャー芯」を持っていくようにしましょう!
消しゴム
通常サイズの消しゴムの他に「ピンポイント消し」ができる精密極細消しゴムがあると什器等の細かい部分が消せるので便利です!
マーカー
課題の読み取りに必須です。忘れないようにしましょう!
カラーボールペン
4色(赤・青・緑・黒)が一つのペンで済むボールペンがオススメです!
持ち替えなくなり、時短につながります!
時計・ストップウォッチ
時計又はストップウォッチを持っていく際に“アラーム機能”がある場合、音が鳴らないように設定しておきましょう。
試験会場によっては、時計がない場所もあるので必ず持っていくようにしましょう!
図面固定用テープ
図面を固定する際に必要なテープやマグネットシートを持っていくようにしましょう!
個人的には粘着力が強く、図面がずれる心配がない「メンディングテープ」がオススメです!
あると便利な持ち物
あると便利な持ち物リスト
- 学習資料(まとめたものなど)
- 製図用手袋
- 滑り止めマット
- 刷毛
- フローティングディスク
- 軽食・飲み物
- ティッシュ・ハンカチ
- 上着・ブランケット
- サンダル
各持ち物について、解説していきます!
学習資料(まとめたものなど)
試験直前の空いている時間には、計画の要点(記述)でまとめたものを見て確認してました。
学習資料を持っていくと便利です!
製図用手袋
図面を汚したくない方は、「製図用手袋」を付けて作図することをオススメします。
自分は拘束されている感じが好きではなく、付けていませんでしたが、他の受験生で装着している方は何人もいました!
滑り止めマット
試験場所によっては机が狭い場合があるため、「滑り止めマット」を使用することをオススメします!
以前、マットの下にカンペを隠していた受験生がいたため、滑り止めマットの「敷き込み」が禁止されているようです。
マットを「敷き込む」行為が禁止されているため、必要な分を切って製図板と机の接着面に「挟んで」使用するようにするようにしましょう!
刷毛
図面上に残った消しカスやごみを払うために必要な道具です。
コロナ前は息を吹いて消しカスを飛ばしていましたが、試験時にマスクが必須になってからは、必ず持っていくようにしていました!
フローティングディスク
定規の裏に貼ることで定規の滑りが良くなり、作図時間が短縮できました。また図面と定規の間に隙間ができることで、図面を汚すことが少なくなりました。
ぜひ試してみて下さい!
軽食・飲み物
6時間30分間、休憩なしで試験を行うので、軽食を持っていく方が良いと思います。
自分は食べている時間を無駄にしたくなかったので、すぐに食べることができる「チョコ」や「ウイダーinゼリー」を持ち込んでました!
「カフェイン入りの飲み物」は途中でトイレに行きたくなる恐れがあるため、個人的にはオススメしません!
ティッシュ・ハンカチ
花粉症の方や鼻水がでる方は必須な持ち物です。
試験では、ティッシュを袋から出すように指示されます。
上着・ブランケット
試験会場によっては、エアコンが効きすぎて寒い場合があるので、自分で温度調整ができるように「上着」や「ブランケット」を持つようにしましょう。
サンダル
6時間30分の間、靴を履いたままだとリラックスができないため、「サンダル」を持ち込んで試験を受けるようにしていました!
携行できない持ち物
携行できない持ち物リスト
- 定規スタンド
- 筆記用具等収納ケース
- ドラフター
- トレーシングペーパー
各持ち物について、解説していきます!
定規スタンド
自分はR5年度の試験で「定規スタンド」を持ち込み、試験直前に注意され、結局使えずに動揺した経験をしています!
試験には持ち込むことができないため、注意が必要です!
筆記用具等収納ケース
R5年試験から筆箱やペンケースなどの「筆記用具等収納ケース」は机の上に置けないこととなりました。
普段の練習課題からペンや定規を机の上において、こなすようにしましょう!
ドラフター
T定規、勾配定規、縮尺定規などの製図道具の機能を集約したアームがついている製図台「ドラフター」は使用できません。
必ず認められている平行定規を使用するようにしましょう!
トレーシングペーパー
図面の引き写しができる「トレーシングペーパー」も使用が認められていないため、注意が必要です!
以上で、製図試験当日の持ち物チェックリストの解説は終わりだよ!
最後まで見てくれてありがとう!参考になっていれば嬉しいです。
下記の記事では、学習の参考となる令和6年度(2024年度)一級建築士製図試験「大学」のまとめ記事を掲載しています!合わせてご覧になってください!
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