建築士試験の製図試験(2次試験)において、受験者が「何の製図道具を使用すればいいの?」と最初の一歩で迷うケースが非常に多いです。
私は“二級建築士製図試験を2回”、“一級建築士製図試験を3回”の計5回経験してきました。その5年間で色々な製図道具を試し、失敗を繰り返してきました。また製図道具を変えるだけで、エスキスや作図が効率的にでき、時間が短縮されることも分かりました。
そこでこの記事では、受験者が失敗せずに製図道具を選べるように「実際に使用してみて役立った製図道具」を厳選してまとめました!
記事を読むメリット
- 合格者がオススメする製図道具を知ることができる!
- 製図道具を使用するメリットを知ることができる!
全国のLOFT等の店舗で気軽に買うことができるものも多いため、製図道具に迷いたくない方はぜひ最後まで読んでください!
課題の読み取り
マーカー
「課題文の読み取り」の際に重要なことは、読み間違えないことです。下記のように色分けして分かりやすくすると、読み間違いを減らすことができます!
フリクションライトマーカー ソフトカラー 6色セット
このマーカーは、他のマーカーに比べてソフトな色のため、課題文の邪魔にならず、また間違えても消すことができるためオススメです!また自分は下記のように色分けをしていました。参考にして下さい!
課題読み取り時のマーカー例
- 赤:計画する什器
- 青:数値
- 緑:アプローチや特徴
パイロット 消せるカラーサインぺン フリクションカラーズ 6色
重要な語句にはサインペンでマーカーをし、目立つようにしていました。先程紹介した商品と同様に間違えても消すことができます!
(例:屋外読書テラスに出入りできるようにする)
エスキス
ボールペン
エスキスの1/400検討の際に下記画像のように色分けをすると、作図をするときに迷うことなくスムーズに作図を行えます!
Pilot パイロット 4色ボールペン フリクションボール4
4色(赤・青・緑・黒)が一つのペンで済むため、持ち替えなくなり、時短につながります!こちらの商品も間違えても消すことができます。また下記のように1/400検討の際に色を加えていました!参考にして下さい。
1/400検討時の色分け
- 赤:建具・特定防火設備
- 青:PS・DS・EPS
- 緑:屋外施設、必要な室・什器
エスキスの方法を知りたい方は、下記の記事をご覧ください!
≫「合格者のエスキス大公開! 令和5年度一級建築士製図試験「図書館」vol.1」はこちらから
≫「合格者のエスキス大公開! 令和5年度一級建築士製図試験「図書館」vol.2」はこちらから
パイロット フリクションボール スリム多色用 替芯セット
先程紹介したフリクションボールペンの替え芯です。この商品で4色(赤・青・緑・黒)替えることができます!
スケール
シンワ測定 折りたたみ 縮尺スケール 8面 15cm
かさばりやすいスケールですが、この商品は折りたためるため、胸ポケットに入るなど持ち運びに便利です! 1/100~1/600まで対応しています!(1/150,250有) 自分は今でも実務で使用しています!
タイマー
自分は下記の画像のように表を作って各課題ごとに「エスキス」「作図」の時間測定してました。そうすることで本番の試験で時間配分を間違えずに作業することができました!
dretec 勉強タイマー
6.5時間ある試験の中で時間配分を考えながら、“エスキス”・“作図”・“記述”をしなければなりません。 そのため、練習課題から時間を測定することをオススメします! 自分の経験上、携帯のタイマー機能は、携帯を触ってしまう恐れがあるのでこの商品をおすすめします!
電卓
アスカ 計算式表示電卓 C1242W
自分が入力した計算式を確認できるため、すごく便利です!これにより、計算ミスを大幅に減少させることが出来ました!
作図
製図版
武藤工業 平行定規ライナーボード UM-06N8
2級建築士試験から1級建築士試験まで約5年間使用しましたが、一度も不具合や故障がなく、丈夫な製図版です。 動きもとてもスムーズで、ガタつきもありません。オススメです!
専用キャリングケースも付いてくるので、持ち運びにも便利です!
シャーペン
製図試験は下記の画像のような一式図を約2~3時間で書き終えないといけません。そのため、シャーペンにはこだわって欲しいです!
ステッドラー(STAEDTLER) 0.5mm 製図用シャープペン
このシャーペンに変えてから長い時間作図をしても、手が疲れにくくなりました!ちなみに自分は下記のように芯の太さが違うシャープペンを使い分けることにより、メリハリのある図面にしていました!
シャーペンの使い分け
- 柱、建具、壁-「0.9mm」
- その他(寸法、室名等)-「0.5mm」
最短2時間で作図を終わらせる製図法を読みたい方は下記の記事をご覧ください!
≫ 【最短2時間二刀流製図法(平行定規+フリーハンド) 一級建築士製図試験】はこちらから
Pilot シャープペン芯 ネオックス グラファイト 0.5 HB
先程紹介したシャーペンの芯にこの商品をオススメします。 高純度のグラファイト(黒鉛)を使用していて、折れにくく、スルスル書ける使いやすさが魅力的です!
消しゴム
トンボ鉛筆 消しゴム MONO モノゼロ
消しゴムが大きいと他の部分も消してしまい、大部分を書き直すことがありました。この商品は、什器等の細かい部分の「ピンポイント消し」ができる精密極細消しゴムです!軽い力でスイスイ消すことができます。
定規
バンコ 三角定規45°テンプレートプラス
「テンプレート」と「三角定規」が一緒になっている商品で、つまみがあるため持ちやすいです!他の定規が必要なくなります。 柱はテンプレートで書くことで作図が早くなります!
図面仮止め(テープ)
スコッチ メンディングテープ
自分の場合、「ドラフティングテープ」や「マグネット磁石」で図面を固定してもずれることが多く、よくストレスを抱えていました。この商品で固定してからは、粘着力が強く、図面がずれることはなかったです。オススメです!
定規の滑りを良くするアイテム
フローティングディスク
この商品を定規の裏に貼ることで、定規の滑りが良くなり、作図時間が短縮できました。また図面と定規の間に隙間ができることで、図面を汚すことが少なくなりました!
復習
付箋
ポストイット
毎課題時の一式図に画像のように「作図時間」や「階段法規チェック」、「講師への質問事項」「重要な点」をポストイットに書き込み貼っていました。こうすることで、復習するときに視覚的に分かりやすくしていました。オススメの勉強法です!
資料保管
A4プリントがそのまま貼れるノート
毎課題スキャンをしてノートに貼り、資料保管することで、復習しやすくなります!その際にこの商品を利用することで、A4に印刷しそのまま貼れたので便利でした!オススメです!
持っている方は、資料保管に「ipad」を利用するのも良いと思うよ!
以上で、紹介は終了だよ!少しでも役に立っていたら嬉しいです。
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下記の記事では、学習の参考となる令和6年度(2024年度)一級建築士製図試験「大学」のまとめ記事を掲載しています!合わせてご覧になってください!