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【秋田県建築巡り】有名建築家が設計したおすすめ建築物17選|一級建築士が実際に訪れてセレクト!

おすすめ建築物

建築巡りをしようと考えている方で「秋田県で有名建築家が設計した建築物って何があるのだろう?」と疑問に思う方がいると思います。

秋田県には国際教養大学中嶋記念図書館(設計:株式会社環境デザイン研究所)を中心に有名建築家が設計した建築物がたくさんあります。そこで一級建築士である私が実際に訪れてみて、印象に残った建築物をピックアップしました!

この記事では「秋田県内のおすすめ建築物17選」をまとめて解説しています。有名建築家の作品だけでなく、歴史的建造物も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください!

この記事を読むメリット

  • 秋田県内のおすすめ建築物を知ることができる!
  • 建築物の“所在地”や“設計者”などを知ることができる!
  • おすすめ建築物の写真を見ることができる!

今回紹介する建築物で“googlemapの地図情報”“館内撮影が可能なのか”などを示しているので、ぜひ訪れる時の参考にして下さい!

≫ 東北地域のおすすめ建築物30選はこちらから

秋田県のおすすめ建築物17選

秋田市のおすすめ建築物8選

国際教養大学中嶋記念図書館

学生たちが24時間365日、いつでも利用できるように計画された大学の学習拠点「図書館」

図書館のコンセプトは学生達が本と戦う場「ブックコロシアム」であり、半円形平面・段状断面は“コロッセウム(イタリア)”を彷彿とさせる。

設計者による長年の研究から導かれた「遊環構造」が計画されており、学習意欲を喚起する空間となっている。

  • 所在地  :秋田市雄和椿川奥椿岱193-2
  • 主要用途 :図書館
  • 設 計  :株式会社環境デザイン研究所
  • 竣 工  :2008年
  • 公式URL:https://web.aiu.ac.jp/education/support/library/
  • 撮 影  :△(事前に許可が必要)
ひよこ君
ひよこ君

24時間いつでも学習できるなんて、素晴らしい学習環境だね!学生達が羨ましい!

秋田市立中央図書館明徳館

秋田市中心市街地の城跡、文化施設が集結している公園内に建てられた「市立図書館」

“淡いグレーの磁器タイル”と“金属板”のテクスチャによるシンメトリーなファサードが外観を印象づけている。

1階中心部に十字型の吹き抜け空間である“ギャラリー”が配置されており、開架スペースや学習室などの用途を分割している。

秋田市立赤れんが郷土館(旧秋田銀行本店本館)

明治45年に建てられた“旧秋田銀行本店本館”を貴重なレンガ造りを継承するために修復工事を行い「郷土館」として生まれ変わった。

外観は“ルネサンス様式”を基調としており、1階が白磁器タイル・2階が赤化粧レンガというコントラストが印象的である。

内装は“バロック様式”を取り入れた豪華な装飾が施されている。

CNAアリーナ(秋田市立体育館)

“縄文首都のオリンピア神殿”というコンセプトによって設計された「アリーナ」である。

建物は大きくメインアリーナとサブアリーナの二つから構成されており、ドーム状の金属屋根と波打つ曲線の屋根が印象的。

内外部において直線的なデザインがほとんどなく、メインアリーナの天井は“立体トラス構造”を採用することで、大スパンとなっている。

秋田県立美術館

安藤忠雄氏の設計の特徴である“コンクリート打ち放し”、“スリット窓”などが随所にみられる「美術館」

1階のエントランスホールは3階までの開放的な吹抜け空間となっており、“螺旋階段”は、壁からの支えや柱がなく、宙に浮いているかのような印象を与える。

旧県立美術館の三角形屋根にリスペクトを込め、“三角形”をモチーフとしたデザインが多用されている。

  • 所在地  :秋田市中通1丁目4-2
  • 主要用途 :美術館
  • 設 計  :安藤忠雄建築研究所
  • 竣 工  :2012年
  • 公式URL:https://www.akita-museum-of-art.jp/index.htm
  • 撮 影  :△(展覧会による)

あきた芸術劇場ミルハス

久保田城跡の千秋公園隣に建つ「芸術と文化の創造拠点」で、秋田県と秋田市が共同で整備した全国でも例のない文化施設。

秋田杉が多用されている他、樺細工や川連漆器・大館曲げわっぱなどの伝統工芸品が随所に用いられている。

2,007席を収容する“大ホール”は、クラシックからロック・歌舞伎まで幅広いジャンルの演目に対応できるように設計されている。

  • 所在地  :秋田市千秋明徳町2−52
  • 主要用途 :多目的ホール、劇場等
  • 設 計  :佐藤総合計画・小畑設計共同企業体
  • 竣 工  :2022年
  • 公式URL:https://akiat.jp/
  • 撮 影  :○

秋田市文化創造館

1967年に建てられた“旧秋田県立美術館”を改修し「文化創造館」として再生した建物である。

改修工事では耐震補強や各種設備などを更新した他、外壁の一部をガラス窓に変更し、デッキや芝生広場を設けることで“開放的な空間”を生み出している。

2階の“スタジオA1”は、丸窓から入った自然光が曲面に当たることで明るい空間となっており、展示・公演・ワークショップなど様々な利用が可能である。

  • 所在地  :秋田市千秋明徳町3−16
  • 主要用途 :文化創造館
  • 空間設計 :海法圭建築設計事務所
  • 竣 工  :2021年
  • 公式URL:https://akitacc.jp/
  • 撮 影  :○
著者「ひよっこ」
著者「ひよっこ」

気軽に立ち寄って過ごすことができる空間になっているので、ぜひ訪れてみて下さい!

秋田県立博物館

考古・歴史・民俗・工芸・生物・地質の6部門を展示している「総合博物館」で、赤レンガの外壁が落ち着いた雰囲気を印象づけている。

自然豊かな小泉潟公園内に立地し、周囲の自然環境との調和を優先して設計されている。

前面に単層の展示棟・後方に高層の収蔵庫棟を配置することで、高低差を生かしながら景観に配慮している。

  • 所在地  :秋田市金足鳰崎後山52
  • 主要用途 :博物館
  • 設 計  :株式会社安井建築設計事務所
  • 竣 工  :1974年
  • 公式URL:https://www.akihaku.jp/
  • 撮 影  :△(禁止エリア有)
著者「ひよっこ」
著者「ひよっこ」

入場無料で充実した展示物を観ることができるので、すごくオススメです!

仙北市のおすすめ建築物2選

田沢湖駅

“ガラス”と“木材”を上手く融合した「駅舎」であり、1998年にグッドデザイン賞を受賞している。

駅舎ホール周囲の壁面に「ガラス」を多用することで、開放的で明るい空間となっている。

JR側の要請で木造が不可となったため、鉄板の梁が使用されているが、集成材で耐火被覆と仕上げを兼ねる工夫をしている。

  • 所在地  :仙北市田沢湖生保内男坂68
  • 主要用途 :駅
  • 設 計  :坂茂建築設計/JR東日本建築設計事務所
  • 竣 工  :1997年
  • 公式URL:https://www.jreast.co.jp/estation/stations/955.html
  • 撮 影  :○

角館武家屋敷通り

江戸時代に栄えた城下町で「みちのくの小京都」と呼ばれている。

武家屋敷通りは「内町」と呼ばれ、江戸時代末期時の屋敷割や母屋・門・蔵の屋敷構え、枡形など武家町特性を観ることができる。

重要文化財に指定されている「青柳家」は“厄除けの意味を込めた鬼板・懸魚等で意匠をこらした玄関”、“板欄間に施された家紋の透かし彫り”、“雪国特有の廻り縁”などの設計がみられる。

  • 所在地  :仙北市 角館町東勝樂丁 角館町表町上丁
  • 主要用途 :通り
  • 竣 工  :石黒家-1809年
  • 公式URL:https://akita-fun.jp/spots/4
  • 撮 影  :○
ひよこ君
ひよこ君

春は桜、秋は紅葉など四季折々で違う表情が観れるよ!

男鹿市のおすすめ建築物1選

男鹿水族館GAO

男鹿半島の西側先端部分に位置する「水族館」で、周辺には岩脈による雄大な地形と日本海が広がっている。

館内は順路をめぐる“一本動線”で構成されており、来場者は進むにつれて日常から離れ「非日常」の海の世界へ深く没頭していくように設計されている。

最大の水槽である「男鹿の海 大水槽」コーナーでは、シマフグやメバルといった約40種2000匹もの生き物が展示されている。

  • 所在地  :男鹿市戸賀塩浜壷ケ沢93
  • 主要用途 :水族館
  • 設 計  :大建設計
  • 竣 工  :2004年
  • 公式URL:https://www.gao-aqua.jp/
  • 撮 影  :○

鹿角市のおすすめ建築物1選

湯の駅おおゆ

横に長い切妻屋根の外観が印象的であり、物販・カフェ・野外劇場・公園・足湯・ビオトープとが一体となった「地域交流施設」

地域の伝統工芸として知られる“曲げわっぱ”に着想を得て、館内にはリング状のLVL(単板積層材)を構造体として用いている。

リング状の構造壁はパーティションや棚としても利用することができ、用途に応じて空間を変化することができる。

  • 所在地  :鹿角市十和田大湯中谷地19
  • 主要用途 :道の駅
  • 設 計  :隈研吾建築都市設計事務所
  • 竣 工  :2018年
  • 公式URL:https://yunoeki-oyu.jp/
  • 撮 影  :○
ひよこ君
ひよこ君

温泉足湯を無料で利用できるよ!水温が熱めだから気を付けて入ってみてね!

由利本荘市のおすすめ建築物2選

由利本荘市文化交流館/カダーレ

高齢化が進む由利本荘市の再活性化を目指す“街づくりプロジェクト”として計画された「複合文化施設」

南北に貫通する「わいわいストリート」を軸に“可変型の大ホール”、“トンネル状のギャラリー”、“図書館とプラネタリウム”による3つのゾーンによって構成されている。

型枠の割付や鉄骨図などの形状・納まりを3次元CADデータによりあらかじめ検討することで、複雑な形状が実現されている。

  • 所在地  :由利本荘市東町15
  • 主要用途 :複合公共施設(文化ホールなど)
  • 設 計  :新居千秋建築都市設計
  • 竣 工  :2011年
  • 公式URL:https://www.kadare.net/wp/
  • 撮 影  :○

ナイスアリーナ(由利本荘アリーナ)

新たなアリーナづくりを目指し、アリーナ・武道館に“地域コミュニティセンター”、“宿泊施設”を備えた「複合型交流拠点」

メインアリーナでは必要に応じて柔軟に設営できるように“移動観覧席”を計画しており、最大5,000席の客席をつくりだす。

隣接してる公園と一体となった“開かれたアリーナづくり”、日常の様々な活動を災害時に効果的につなぐ“避難拠点としての施設づくり”を行っている。

  • 所在地  :由利本荘市石脇田尻野18
  • 主要用途 :アリーナ
  • 設 計  :梓設計・アルファ建築コンサルタントJV
  • 竣 工  :2018年
  • 公式URL:https://shisetsu.mizuno.jp/m-7619
  • 撮 影  :○

にかほ市のおすすめ建築物1選

白瀬南極探検隊記念館

日本で初めての南極観測隊を率いたにかほ市金浦出身の“白瀬矗”と隊員の足跡を伝える「記念館」

円錐型の“オーロラドーム”を中心に周囲を展示室がドーナツ状に取り囲む配置構成となっている。

円錐形の形態は「氷山」を表現するものだけでなく、白瀬南極探検隊の厳しく、崇高な偉業を示している。

  • 所在地  :にかほ市黒川岩潟15−3
  • 主要用途 :記念館
  • 設 計  :黒川紀章建築都市設計事務所
  • 竣 工  :1990年
  • 公式URL:https://shirase-kinenkan.jp/
  • 撮 影  :○

横手市のおすすめ建築物1選

秋田県立近代美術館

秋田ふるさと村内に位置する「県立美術館」で、洋風画“秋田蘭画”を始め、近代以降の美術作品を収集・展示している。

周辺には“彫刻広場”・“彫刻の小道”・“彫刻の丘”が配置しており、屋外でも彫刻作品を楽しむことができる。

地域との交流を大切にするミュージアムを目指しており、展覧会開催に加えて、“美術館講座”や“美術教室”などの事業も積極的に行っている。

  • 所在地  :横手市赤坂富ケ沢62−46
  • 主要用途 :美術館
  • 設 計  :株式会社 山下設計
  • 竣 工  :1993年
  • 公式URL:https://akita-kinbi.jp/
  • 撮 影  :○(撮影禁止エリア有)

大館市のおすすめ建築物1選

ニプロハチ公ドーム

多様な活発化やスポーツ競技力の向上を図るために天候に左右されずに冬季間も利用できる「大空間施設」

直径178mと世界最長のスパンを誇る“木造ドーム”で、樹齢60年生以上の地元産秋田杉を約25,000本使用している。

冬は季節風が非常に強く雪も多い気候のため、周辺になるべく風が渦を巻かないように“楕円形”のドーム形状としている。

  • 所在地  :大館市上代野字稲荷台1-1
  • 主要用途 :アリーナ
  • 設 計  :伊東豊雄建築設計事務所
  • 竣 工  :1997年
  • 公式URL:https://www.jukaidome.com/
  • 撮 影  :○
ひよこ君
ひよこ君

以上で、秋田県におけるおすすめ建築物の紹介は終わりだよ。
最後まで見てくれてありがとう!参考になっていれば嬉しいです!

↓下記の記事では、「東北地域のおすすめ建築物30選」を紹介しています!ぜひご覧ください。

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