一般的に一級建築士製図試験の初受験者が「効果的な学習の仕方が分からない!」と悩んでしまうケースは非常に多いです。
私は一級建築士製図試験を3回受験しており、角番(3年目)でなんとか合格することができました。しかしその3年間、様々な学習方法を試し、たくさんの遠回りをしてきました。その結果、今回紹介する学習方法にたどり着きました。
そこでこの記事では、一級建築士製図試験において、受験生の学習に少しでも役立つように令和5年度に合格した私が行っていた「効果的な学習方法」をまとめて解説します。
「この記事を読むメリット」
- 合格者の効果的な学習方法が分かる!
- 学習の“重要なポイント”が分かる!
私が3年かけて培ってきた学習方法のノウハウや経験を凝縮しました。合格者の学習方法を知りたい方はぜひ最後まで読んでください!
下記の記事では、3年間経験してきて「実際に使用してみて役立った製図道具」を厳選してまとめています!合わせてご覧になってください!
効果的な学習方法
エスキス・作図時間の測定
6.5時間ある試験の中で時間配分を考えながら、“エスキス”・“作図”・“記述”をしなければなりません。 そのため、練習課題から時間を測定することをオススメします!
自分は下記の画像のように表を作って各課題ごとに「エスキス」「作図」の時間測定してました。そうすることで本番の試験で時間配分を間違えずに作業することができました!
中間チェック・最終チェック
「エスキス完成時」と「一式図完成時」に必ず課題文と照らし合わせながらチェックをするようにして下さい!2段階チェックを行うことで、ミスを大幅に減らすことができます。
自分は確認する際に太い青のサインペンでチェック(✓)をしていました。実際の問題用紙を以下に示します!参考にして下さい!
基本寸法・レイアウトパターンを覚える(階段・EV・トイレなど)
どの課題でも必須条件である階段・EV・トイレなどの「基本寸法・レイアウトパターン」を覚えることで、早くプランニングができるようになりました!
特に階段は、基準に適合していなければバリアフリーに配慮していないとみなされ、大減点になるため、寸法を把握しておきたいです!
下記のボタンから「基本寸法・レイアウトパターン」についての記事を読むことが出来るので、ぜひチェックしてみて下さい!
図面を部門ごとに色分けする
一式図を書き終えた後、部門ごとにマーカーで色分けすることをおすすめします。こうすることで、ゾーニング計画ができているか確認することができます!
また部門交差は“安全性”や“利用性”の観点から、大減点となる項目なので、しっかりとチェックしておきたいところです!
去年の「図書館」課題では、部門が指定されませんでした。
部門指定されない課題でも、自分で部門を判断できるように練習しましょう!
“質問事項”や“注意ポイント”等をポストイットで貼る
毎課題時の一式図に画像のように「作図時間」や「階段法規チェック」、「講師への質問事項」「重要な点」をポストイットに書き込み貼っていました。こうすることで、復習するときに視覚的に分かりやすくしていました。
オススメの勉強法です!ぜひ試してみてください!
“過年度生”や“講師”と積極的に交流
初受験生の方はグループワークなどを活用して、“過年度生”と積極的に交流してみて下さい!
自分が初受験生の時、エスキスの仕方などがまったく分からず悩んでいました。
しかし過年度生に質問をしたところ、問題が解決した経験があります。ぜひ勇気を出して、過年度生と交流し、良いなと思ったところは真似していきましょう!
また講師との添削指導では、分からないところは何でも積極的に質問しましょう!前項で説明した「一式図に質問事項をポストイットで貼っておく方法」を使えば、スムーズに質問できると思います!
計画の要点等(記述)をまとめる
計画の要点等(記述)対策として出題される可能性が高い問題はまとめて、空き時間にいつでも読めるようにしていました!その際に“空欄の問題”と“解答例”の二つを用意しておくと勉強しやすいです!
下記の記事に自分がまとめていた「出題の可能性が高い計画の要点(記述)」を掲載します。ぜひ活用してください!
ノートにまとめる
毎課題スキャンをしてノートに貼り、資料保管することで、復習しやすくしていました!その際に「A4プリントがそのまま貼れるノート」を利用することで、A4に印刷しそのまま貼れたので便利でした!オススメです!
雑誌や関連書籍を読む
受験生の方で余裕が出てきた方は“日経アーキテクチュア”や“新建築”などの雑誌や関連書籍を読んで知識を増やしておくことをおすすめします!
毎年、計画の要点等(記述)に初出題される項目があるため、その対策として読んでおきましょう!
以上で、効果的な学習方法の説明は終わりだよ!
最後まで見てくれてありがとう!参考になっていれば嬉しいです。
下記の記事では、学習の参考となる令和6年度(2024年度)一級建築士製図試験「大学」のまとめ記事を掲載しています!合わせてご覧になってください!
最後に…おすすめの通信講座「Studying」
独学の方や金銭的に資格学校に通うことが難しい方に「Studying」がオススメです!
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