一級建築士製図試験の受験生が「防火区画の仕様・注意すべきポイントが分からない!」と悩んでしまうケースは多いです。
私は一級建築士製図試験を3回受験しており、角番(3年目)でなんとか合格することができました。しかしその3年間、様々な課題をこなし、防火区画で何度も頭を悩ませました!
そこでこの記事では、受験生が悩まずに「防火区画の仕様・注意すべきポイント」が理解できるように“考え方”から“対策”までまとめて解説します。
「この記事を読むメリット」
- 防火区画の注意ポイントを把握できる!
- 防火区画の仕様が分かる!
- 防火区画の対策ができる!
私が3年かけて培ってきた一級建築士製図試験のノウハウや経験を凝縮しました。防火区画で大減点したくない方は、ぜひ最後まで読んでください!
下記の記事では、3年間経験してきて「実際に使用してみて役立った製図道具」を厳選してまとめています!合わせてご覧になってください!
はじめに
防火上有効に区画し、火災の延焼を防ぐことを目的とする“防火区画”は、次の4種類があります。
「面積区画」「高層区画」「竪穴区画」「異種用途区画」であり、試験では防火設備の表現が求められ、表現されていなかった場合、大減点とされる可能性が高いです。
書き残しがないように図面チェックは必ず行うようにしましょう!
11階以上の階に適用される「高層区画」はこれまで出題がなく、出題される可能性が低いため把握しておく程度で構わないです!
各区画の説明
面積区画
一級建築士製図試験で出題される規模・用途の建物は「耐火建築物」に該当する場合がほとんどであり、面積区画は1,500㎡以内毎で計画します。
各階毎で「水平区画」することが基本として計画しましょう!
竪穴区画
“吹き抜け空間” “階段” “EV”等が区画の対象となり、準耐火構造の床・壁又は防火設備で区画しなければなりません。
竪穴区画と面積区画が重複することが多いため、施設の安全性や用途を考慮して、全ての吹き抜け空間・階段・EVに特定防火設備を設けるようにしよう!
異種用途区画
一部が法27条1~3項のいずれかに該当する場合、特定防火設備で区画しなければならないため、注意が必要です。
今回の課題では、3階以上の階に大学の用途がある課題が出題される可能性が高いため、大学とその他の部分に異種用途区画が必要になります!
200㎡を超える多目的ホール等は市民が利用することが考えられ、「集会場」の用途となりうるため、注意が必要です!
またレストラン・カフェ・屋内駐車場は安全のために異種用途区画しておくとよいでしょう!
R5年度の“図書館”の課題で自分は「セミナールーム」「ワークルーム」「企画展示スペース」「カフェ」はその他の部分に該当すると解釈し、“特防”をつけた計画としましたが、合格できています!
よって、怪しいなと思う場合は、安全側をみてつけることをオススメします!
注意するポイント
スパンドレル
防火区画を計画する上で防火区画と外壁が接する部分は火災の回り込みが発生し、防火区画の弱点となります。
そのため、接する部分を含み幅90cm以上の部分を準耐火構造とする外壁(スパンドレル)を設置するようにしましょう!
R5年度「図書館」の標準解答例①の吹き抜け空間において、外壁部分に1000mmの壁が計画されているため、スパンドレルも採点基準に入っていると予想されるよ!注意しよう!
≫ 公益財団法人建築技術教育普及センターHP 令和5年「図書館」 標準解答例はこちらから
3層吹抜け空間
3階建てのゾーニング型では、3層吹き抜け空間が要求されることが多いです。
1階部分にSS(スチールシャッター)計画した場合、避難経路の開口部を設けることを忘れないようにしましょう!
また隣接して事務室のカウンターを設けた場合にも忘れずに特定防火設備を設けるようにしましょう!
計画の要点等(記述)対策
防火区画
Q. 防火区画をどのように区画形成したかについて記述する。
A. 解答
- 面積区画は、各階1,500㎡以内ごとに耐火構造の床、壁又は特定防火設備で水平区画した。
- 竪穴区画の必要な階段・EV・3層吹抜けについては、面積区画を兼ねるため、全階において耐火構造の床、壁又は特定防火設備で区画した。
- 特殊建築物の用途に該当する諸室(飲食店・屋内駐車場など)を併設しているため、異種用途区画することで対応した。
- 開口部は、常時閉鎖又は煙感知、熱感知により自動閉鎖する特定防火設備とした。
スパンドレル
Q. 防火区画における、スパンドレルについて考慮したこと
A. 解答
- 防火区画に接する外壁については、接する部分を含み幅90cm以上の部分を準耐火構造とすることで、防火上有効に遮断する計画とした。
以上で、一発不合格になる項目「面積区画」「竪穴区画」「異種用途区画」の解説は終わりだよ!
最後まで見てくれてありがとう!参考になっていれば嬉しいです。
下記の記事では、学習の参考となる令和6年度(2024年度)一級建築士製図試験「大学」のまとめ記事を掲載しています!合わせてご覧になってください!
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