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【東北建築巡り】有名建築家が設計したおすすめ建築物30選|一級建築士が実際に訪れてセレクト!

おすすめ建築物

建築巡りをしようと考えている方で「東北で有名建築家が設計した建築物って何があるのだろう?」と疑問に思う方がいると思います。

東北にはプリツカー賞を受賞した経歴を持つ安藤忠雄氏や坂茂氏を筆頭に有名建築家が設計した建築物がたくさんあります。そこで一級建築士である私が実際に訪れてみて、印象に残った建築物を各県5ヶ所ずつピックアップしました!

この記事では「東北地域のおすすめ建築物30選」をまとめて解説しています。有名建築家の作品だけでなく、組織設計事務所が設計した作品や歴史的建造物も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください!

この記事を読むメリット

  • 東北地方のおすすめ建築物を知ることができる!
  • 建築物の“所在地”や“設計者”などを知ることができる!
  • おすすめ建築物の写真を見ることができる!

今回紹介する建築物で“googlemapの地図情報”“館内撮影が可能なのか”などを示しているので、ぜひ訪れる時の参考にして下さい!

≫ 新潟県のおすすめ建築物16選はこちらから

青森県のおすすめ建築物5選

青森県立美術館

“三内丸山縄文遺跡”の発掘現場から着想を得ている「美術館」であり、 展示室は発掘現場のように地面が幾何学的に切り込まれている。

周囲が公園に囲まれている敷地条件より、360度どこからでも美しく見えるように外観がデザインされている。

美術館の中心部分「アレコホール」は縦横21m・高さ19mの四層吹き抜けの巨大空間となっており、その迫力に圧倒される。

  • 所在地  :青森市安田近野185
  • 主要用途 :美術館
  • 設 計  :青木淳建築計画事務所
  • 竣 工  :2005 年
  • 公式URL:https://www.aomori-museum.jp/
  • 撮 影  :○(一般の方に限り撮影・利用が可能)

国際芸術センター青森

周囲の起伏に富んだ自然環境に溶け込むように埋没させた「見えない建築」をテーマとしているアートセンター。

谷沿いに橋が架かるようにイメージされた直線型の“アトリエ棟”と“宿泊棟”、円形の屋外ステージ等を備えた馬蹄型の“展示棟”の3棟から構成されている。

トンネル状の「四季のアーケード」では、日光が差し込み、刻一刻と変化していく幻想的な空間を体験することができる。

  • 所在地  :青森市合子山崎152−6
  • 主要用途 :美術館、宿泊施設、集会場等
  • 設 計  :安藤忠雄建築研究所
  • 竣 工  :2001年
  • 公式URL:https://acac-aomori.jp/
  • 撮 影  :○(団体見学・視察の場合、申請書により申し込める。)

弘前れんが倉庫美術館

シードル製造工場として100年以上に及び弘前の街並みや風景を彩り続けた“吉野町煉瓦倉庫”を「美術館」として再生させた。

“記憶の継承”をコンセプトとし、外観をほぼ変えずに既存煉瓦壁を活かし、建物の記憶や歴史を継承する「延築」をしている。

古工場を彷彿とさせる「チタンの金属板屋根」は、時間の経過に伴う光の反射により様々な表情を見せ、弘前の風景を豊かに彩る。

  • 所在地  :弘前市吉野町2−1
  • 主要用途 :美術館
  • 設 計  :Atelier Tsuyoshi Tane Architects(田根剛)
  • 竣 工  :2020年
  • 公式URL:https://www.hirosaki-moca.jp/
  • 撮 影  :○(一部不可有り)

弘前市民会館

弘前のシンボルとして誕生し、音楽・舞台芸術の鑑賞・発表の場として広く市民に愛されている「文化施設」

木目型枠のコンクリート打ち放しの外壁に一定のリズムをもった彫りの深い大小のスリット開口部が印象的な外観としている。

管理棟北側の“ステンドグラス”は市民会館会館50周年で設置され、独特の色彩や構成が美しい内部空間を構成している。

  • 所在地  :弘前市下白銀町1−6 弘前公園内
  • 主要用途 :文化施設
  • 設 計  :前川國男
  • 竣 工  :1964年
  • 撮 影  :△(緞帳の写真撮影は禁止)

十和田市現代美術館

個々の展示空間を「アートのための家」として独立させ、ガラスの廊下で繋ぐことにより、それぞれの展示作品にあわせた建築空間を実現している。

展示スペースは様々な方向に向かって大きな開口を持っており、アート作品がまちに対して展示されているかのような開放的な構成となっている。

十和田市現代美術館に隣接する「cube/キューブ」はカフェ&ショップとなっており、地元産のおいしい料理を味わうことができる。

  • 所在地  :十和田市西二番町10−9
  • 主要用途 :美術館
  • 設 計  :西沢立衛
  • 竣 工  :2008年
  • 公式URL:https://towadaartcenter.com/
  • 撮 影  :○(フラッシュや音楽・効果音等は禁止)

↓下記の記事では、より詳しく青森県のおすすめ建築物を紹介しています!ぜひご覧ください。

秋田県のおすすめ建築物5選

国際教養大学中嶋記念図書館

学生たちが24時間365日、いつでも利用できるように計画された大学の学習拠点。

図書館のコンセプトは学生達が本と戦う場「ブックコロシアム」であり、半円形平面・段状断面は“コロッセウム(イタリア)”を彷彿とさせる。

設計者による長年の研究から導かれた「遊環構造」が計画されており、学習意欲を喚起する空間となっている。

  • 所在地  :秋田市雄和椿川奥椿岱193-2
  • 主要用途 :図書館
  • 設 計  :株式会社環境デザイン研究所
  • 竣 工  :2008年
  • 公式URL:https://web.aiu.ac.jp/education/support/library/
  • 撮 影  :△(事前に許可が必要)

秋田県立美術館

安藤忠雄氏の設計の特徴である“コンクリート打ち放し”“スリット窓”などが随所にみられる建築物。

1階のエントランスホールは3階までの開放的な吹抜け空間となっており、“螺旋階段”は、壁からの支えや柱がなく、宙に浮いているかのような印象を与える。

旧県立美術館の三角形屋根にリスペクトを込め、“三角形”をモチーフとしたデザインが多用されている。

  • 所在地  :秋田市中通1丁目4-2
  • 主要用途 :美術館
  • 設 計  :安藤忠雄建築研究所
  • 竣 工  :2012年
  • 公式URL:https://www.akita-museum-of-art.jp/index.htm
  • 撮 影  :△(展覧会による)

あきた芸術劇場ミルハス

久保田城跡の千秋公園隣に建つ「芸術と文化の創造拠点」で、秋田県と秋田市が共同で整備した全国でも例のない文化施設。

秋田杉が多用されている他、樺細工や川連漆器・大館曲げわっぱなどの伝統工芸品が随所に用いられている。

2,007席を収容する“大ホール”は、クラシックからロック・歌舞伎まで幅広いジャンルの演目に対応できるように設計されている。

  • 所在地  :秋田市千秋明徳町2−52
  • 主要用途 :多目的ホール、劇場等
  • 設 計  :佐藤総合計画・小畑設計共同企業体
  • 竣 工  :2022年
  • 公式URL:https://akiat.jp/
  • 撮 影  :○

田沢湖駅

“ガラス”と“木材”を上手く融合した「駅舎」であり、1998年にグッドデザイン賞を受賞している。

駅舎ホール周囲の壁面に「ガラス」を多用することで、開放的で明るい空間となっている。

JR側の要請で木造が不可となったため、鉄板の梁が使用されているが、集成材で耐火被覆と仕上げを兼ねる工夫をしている。

  • 所在地  :仙北市田沢湖生保内男坂68
  • 主要用途 :駅
  • 設 計  :坂茂建築設計/JR東日本建築設計事務所
  • 竣 工  :1997年
  • 公式URL:https://www.jreast.co.jp/estation/stations/955.html
  • 撮 影  :○

由利本荘市文化交流館/カダーレ

高齢化が進む由利本荘市の再活性化を目指す“街づくりプロジェクト”として計画された「複合文化施設」

南北に貫通する「わいわいストリート」を軸に“可変型の大ホール”、“トンネル状のギャラリー”、“図書館とプラネタリウム”による3つのゾーンによって構成されている。

型枠の割付や鉄骨図などの形状・納まりを3次元CADデータによりあらかじめ検討することで、複雑な形状が実現されている。

  • 所在地  :由利本荘市東町15
  • 主要用途 :複合公共施設(文化ホールなど)
  • 設 計  :新居千秋建築都市設計
  • 竣 工  :2011年
  • 公式URL:https://www.kadare.net/wp/
  • 撮 影  :○

↓下記の記事では、より詳しく秋田県のおすすめ建築物を紹介しています!ぜひご覧ください。

岩手県のおすすめ建築物5選

岩手銀行赤レンガ館

辰野金吾が設計した東北地方に唯一残る建築物であり、現役銀行として初めて「重要文化財」指定されている。

大きなドーム屋根を擁し、赤色レンガ外壁の要所に白色の花崗岩で飾る外観が特徴的。

棟の天井部分は四角形の隅を切った“八角形の形状”となっており、ハイサイドライトにより内部に光が降り注ぐ。

  • 所在地  :盛岡市中ノ橋通1丁目2-20
  • 主要用途 :重要文化財(建造物)
  • 設 計  :辰野・葛西建築設計事務所
  • 竣 工  :2016年(保存・修理)
  • 公式URL:https://www.iwagin-akarengakan.jp/
  • 撮 影  :△(撮影許可申請が必要)

釜石市民ホール TETTO

東日本大震災で被災した釜石市の中心市街地に賑わいを取り戻すことを目的として建てられた「市民会館」

“鉄の都”及びイタリア語で“屋根”を意味する「Tetto」から愛称がつけられた。

建物に繋がる連続したガラス屋根の“市民広場”が特徴的であり、文化的活動拠点として、多様な利用がなされている。

  • 所在地  :釜石市大町1丁目1
  • 主要用途 :多目的ホール
  • 設 計  :aat+ヨコミゾマコト建築設計事務所
  • 竣 工  :2017年
  • 公式URL:https://tetto-kamaishi.jp/
  • 撮 影  :○

大船渡市民文化会館・市立図書館 リアスホール

大船渡市の名所である“穴通磯(あなとおしいそ)”のようなゴツゴツした外観が特徴的

1100席の“大ホールゾーン”と図書館・アトリエ・スタジオ等の“ファクトリーゾーン”で構成される文化複合施設。

50回以上にわたり“市民参画型ワークショップ”が繰り返され、地元市民を巻き込んで設計が行われた。

  • 所在地  :大船渡市盛町下舘下18-1
  • 主要用途 :文化会館
  • 設 計  :新居千秋都市建築設計
  • 竣 工  :2008年
  • 公式URL:https://rias-hall.jp/
  • 撮 影  :○

陸前高田市立博物館

東日本大震災で被災した「陸前高田市立博物館」と「海と貝のミュージアム」を統合し、災害復旧事業により再整備することを目的として計画された。

風雪を防ぐ深い軒下空間、軒天や内外装には“気仙スギ”が多く用いられ、温かく親しみやすい姿が見られる。

屋上の“展望デッキ”により、陸前高田の景観を一望することができる。

1階に展示室・2階に収蔵庫と機械室を設け、万一の水害時にも重要資料の安全環境を整え、災害時において早急な復旧を可能としている。

高田松原津波復興祈念公園 国営 追悼・祈念施設

「国営の追悼・祈念施設」で、敷地全体を包む2本の包摂線が浮かび上がるように建物が配置されている。

“祈りの軸”上に駐車場・水盤・式典広場・献花の場・人道橋・海を望む場が連続している。

水盤を挟む二つのボリュームが“道の駅”と“伝承館”という配置構成となっている。

正面のホワイトコンクリートのPCaパネルで構成したファサードに穿たれた18,434の穴は、2018年時点の犠牲者の数と同数となっている。

  • 所在地  :陸前高田市気仙町土手影180
  • 主要用途 :道の駅及び伝承館
  • 設 計  :株式会社プレック研究所・株式会社内藤廣建築設計事務所JV
  • 竣 工  :2019年
  • 公式URL:https://takatamatsubara-park.com/
  • 撮 影  :△(撮影禁止エリア有)

↓下記の記事では、より詳しく岩手県のおすすめ建築物を紹介しています!ぜひご覧ください。

山形県のおすすめ建築物5選

鶴岡市立藤沢周平記念館

鶴ケ岡城本丸跡内にあり“大宝館”や“周辺の緑地”に囲まれて存在している「藤沢周平氏の記念館」

地元の“杉材”・“漆喰”などの天然系素材で外観を構成することで、周囲に馴染むように計画されている。

無柱空間とするために「アンボンドPCによる格子梁構造」を採用している。

最上川ふるさと総合公園センターハウス

形状は“三日月型”で、“全面ガラス張り”の外観が特徴的な「公園管理施設」である。

2002年に開催された“全国都市緑化フェア”のために建てられた建物で、現在は展示室や休憩所などとして使用されている。

全面ガラス張りにより空間を遮断せず、どの場所からでも公園を見渡せるように設計されている。

  • 所在地  :寒河江市寒河江山西1269
  • 主要用途 :公園管理施設
  • 設 計  :内藤廣建築設計事務所
  • 竣 工  :2001年
  • 公式URL:https://m-furusato.sakura.ne.jp/?page_id=7
  • 撮 影  :○

荘銀タクト鶴岡(鶴岡市文化会館)

施設名であるTACT(タクト)は、Tsuruoka(鶴岡)、Art(芸術)、Culture(文化)、Terrace(集う場所)の略である。

周囲の山並みに合わせた複雑な曲線の屋根が重ね合っている外観が特徴的である。

大ホールは「ワインヤード型」の形状が採用されており、舞台と客席が近いことにより、臨場感ある劇場空間としている。

  • 所在地  :鶴岡市馬場町11−61
  • 主要用途 :文化会館
  • 設 計  :SANAA+新穂建築設計事務所+石川設計事務所
  • 竣 工  :2017年
  • 公式URL:https://tact-tsuruoka.jp/
  • 撮 影  :○(許可が必要)

SHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSE

田んぼに浮かんでいるような外観が特徴的なホテルで、季節によって違った表情を見せる

基礎部分以外は、「木造」で造ることにより、水田風景になじむ、温かい空間としている。

露天風呂は、水田の目線に合わせて設計され、田園風景を眺めながら休むことができる

  • 所在地  :鶴岡市北京田下鳥ノ巣23−1
  • 主要用途 :宿泊施設
  • 設 計  :坂茂建築設計
  • 竣 工  :2018年
  • 公式URL:https://suiden-terrasse.com/
  • 撮 影  :○

土門拳記念館

写真家である土門拳氏、一人の作家をテーマにした写真のみを展示する「美術館」である。

美しい自然林と丘が隣接する飯森山公園内に配置されており「地形と建築が一体化されたランドスケープ」となっている。

“エントランス・通路”はガラス張りで開放的な空間であるが、“展示室”は窓の無い閉鎖的な空間とすることで、作品に集中できるように設計されている。

  • 所在地  :酒田市飯森山2丁目13
  • 主要用途 :美術館
  • 設 計  :谷口建築設計研究所
  • 竣 工  :1983年
  • 公式URL:http://www.domonken-kinenkan.jp/
  • 撮 影  :○(フラッシュ・三脚使用は不可)

宮城県のおすすめ建築物5選

マルホンまきあーとテラス(石巻市複合文化施設)

家形や煙突形の建物が横一列に並んでいる白い外観が特徴的で、復興のシンボルとして新しいランドマークになることを期待された「文化施設」

東西に貫く約170mのロビーに面して“ホール”や“展示スペース”、“市民ギャラリー”などが直線的に配置されている。

ロビーの天井高は最も高い所で約26mあり、点在する窓から光が落ちることで開放的な空間となっている。

石巻市震災遺構 門脇小学校

東日本大震災の津波による“浸水”と“火災”両方の被害を残す唯一の建物であり、校舎を「遺構」とし、特別教室棟や屋内運動場を「展示館」として改修した施設である。

展示内容は遺構の保存と被災状況だけでなく、石巻市全体の被害から日本列島における地震の歴史など、多くの展示作品を設けている。

屋内運動場の展示館に仮設住宅の実物を設置しており、実際に中に入って体験することができる。

  • 所在地  :石巻市門脇町4丁目3−15
  • 主要用途 :博物館
  • 設 計  :鈴木弘人設計事務所・佐藤光彦建築設計事務所
  • 竣 工  :1873年
  • 公式URL:https://www.ishinomakiikou.net/kadonowaki/
  • 撮 影  :○(映像展示など一部不可)

せんだいメディアテーク

外壁にガラスのカーテンウォールを採用することにより、7階とボリュームの大きい建築物だが、軽快な印象を与える。

13本の鉄骨製のうねるチューブと7枚の鉄骨フラットスラブで構成されており、1階~7階まで異なる平面計画としている。B1階には、地震時のエネルギーを吸収する免震構造を採用している。

館内は間仕切壁がほとんどなく、ゆったりした空間を利用することができる。仕切りたい時には幅4mの「可動パネル」自由に仕切ることができる計画としている。

  • 所在地  :仙台市青葉区春日町2−1
  • 主要用途 :複合文化施設(図書館等)
  • 設 計  :伊東豊雄建築設計事務所
  • 竣 工  :2000年
  • 公式URL:https://www.smt.jp/
  • 撮 影  :○(撮影許可証が必要)

宮城県図書館

南北に約30m・東西に約200mと細長い建物で、曲線デザインが内外に施されていることから「宇宙船のよう」と親しまれている。

“周辺の森林伐採を極力抑え、敷地内の自然を最大限活かす設計”との方針で、地形はそのままに建物を谷間に架け、橋のような構造としている。

3階の開架閲覧室は、長さ200mの「直線的モール遊歩道形式」を採用し、図書が直線上に配置されることで求める本を探しやすい設計としている。

  • 所在地  :仙台市泉区紫山1丁目1−1
  • 主要用途 :図書館
  • 設 計  :原広司+アトリエ・ファイ建築研究所
  • 竣 工  :1998年
  • 公式URL:https://www.library.pref.miyagi.jp/
  • 撮 影  :○(撮影許可必要)

JR女川駅 / 女川温泉ゆぽっぽ

この建物は、東日本大震災の「復興のシンボル」としての役割を果たしている。

津波で襲われた教訓を生かして、以前より200mほどかさ上げされた土地に建てている

駅舎と温泉温浴施設が一体となった施設で、白く大きな屋根“ウミネコ”が羽ばたく様子をイメージして作られた。

  • 所在地  :牡鹿郡女川町女川2丁目3-2
  • 主要用途 :駅舎/公衆浴場
  • 設 計  :坂茂建築設計
  • 竣 工  :2015年
  • 公式URL:http://onagawa-yupoppo.com/
  • 撮 影  :○(脱衣所・浴室以外可)

福島県のおすすめ建築物5選

ビッグパレットふくしま

建物を覆う楕円形大屋根:マザールーフの形態が「ビッグパレット」という名の由来となっている。

外壁や屋外展示場の屋根に無数の穴が空いている外観が特徴的である。

空間の陰影を設計する際に「カウンターシェイディング:周辺環境に同化するための色のグラデーション」の考え方を採り入れている。

  • 所在地  :郡山市南2丁目52−52
  • 主要用途 :国際展示場、会議場
  • 設 計  :株式会社北川原温建築都市研究所
  • 竣 工  :1998年
  • 公式URL:https://www.big-palette.jp/
  • 撮 影  :○

アクアマリンふくしま

“海のレクリエーションゾーンの創出”を目指して計画された「海洋科学館」で、水族館機能に博物館・植物園・自然科学館としての機能を付加している。

内部展示空間は「水際の世界」と「水中の世界」の二つの部分からなり、穏やかなスロープにより環境変化を連続的に体験できる空間になっている。

敷地の南側には水遊びすることができる「蛇の目ビーチ」が設けられており、親子連れに人気のスポットとなっている。

  • 所在地  :いわき市小名浜辰巳町50
  • 主要用途 :水族館、海洋科学館
  • 設 計  :日本設計
  • 竣 工  :2001年
  • 公式URL:https://www.aquamarine.or.jp/
  • 撮 影  :○

福島県立美術館

隣接する県立図書館と一体となった施設で、レンガタイルの外壁と金属葺きの屋根が印象的な「美術館」である。

エントランス部分は切妻の家型のボリュームが突き出している形状をしており、「庇」の役割を果たしている。

敷地は60,000㎡に及び、樹木や花々・芝生や日本庭園があるため“散策”や“休憩場”としても親しまれている。

  • 所在地  :福島市森合西養山 1番地
  • 主要用途 :美術館
  • 設 計  :株式会社大高建築設計事務所
  • 竣 工  :1984年
  • 公式URL:https://art-museum.fcs.ed.jp/
  • 撮 影  :○(撮影禁止作品有)

東日本大震災・原子力災害伝承館

特急スカイツリートレイン, CC 表示-継承4.0
https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=107800174

東京電力福島第一原子力発電所事故などの記憶や教訓を後世に伝えるためのアーカイブ拠点施設として建設された「伝承館」

収蔵庫・資料展示・サーバ室を2階に、電源設備を屋上に設置することで「万が一の災害」に備えた建物つくりとしている。

施設内部で特徴的な円形ホールは“語り部ホール”及び“映像シアター”としての利用を想定して設計している。

  • 所在地  :双葉郡双葉町中野高田39
  • 主要用途 :展示施設
  • 設 計  :渡部和生/惟建築計画
  • 竣 工  :2020年
  • 公式URL:https://www.fipo.or.jp/lore/
  • 撮 影  :○(映像資料は不可)

郡山市立美術館

郡山市街から安達太良山までを一望できる緑豊かな丘陵地にある立地を生かし、安らぎの場を目指して計画された「美術館」

エントランスホールから展示ロビーがL字型に広がり、ガラスカーテンウォールを石の広場に面することで、石庭と展示ロビーを一体化している。

床や壁面には木材を使用し、建物全体に木目のあるホワイトコンクリートの打ちっぱなしが多用されている。

ひよこ君
ひよこ君

以上で、東北地方におけるおすすめ建築物の紹介は終わりだよ。
最後まで見てくれてありがとう!参考になっていれば嬉しいです!

↓下記の記事では、新潟県のおすすめ建築物16選を紹介しています!ぜひご覧ください。

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